桑村 哲生(中京大学教養部教授)
愛知にて開催開催
サンゴ礁魚類にはメスからオスへ、あるいはオスからメスへと性転換する種類が少なくありません。
ホンソメワケベラ・ダルマハゼ・ミツボシキュウセンなどは、自らの社会的地位の変化に伴って、どちらの方向にも性転換できることがわかってきました。
沖縄の瀬底島を舞台にして、これらの性転換の謎の解明に、共同研究者たちとどのように取り組んできたのかを紹介します。
同時に、沖縄のサンゴ礁の現状についてもお話ししたいと思っています。
ゲストスピーカー・プロフィール
くわむら てつお
桑村 哲生(中京大学教養部教授)
1950年兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課 程修了。
大学院以来、沖縄などのサンゴ礁の海に潜って、魚類の社会システム・繁殖行動・性転換などの研究を続ける。1999-2002年日本動物行動学会会長。著書に『性転換する魚たち』『生命の意味-進化生態からみた教養の生物学』『魚の子育てと社会』など。