工藤 孝浩(神奈川県水産技術センター主任研究員)
丸の内さえずり館にて開催
東京湾は、100年以上にわたる厳しい環境改変と、流域人口3,000万人からの負荷を受けながらも、今なお様々な生き物と漁師が暮らす奇跡の海だ。
横浜に生まれ、東京湾を遊び場に育った演者は、東京湾に一生寄り添う決意で神奈川県に就職し、紆余曲折を経て「東京湾の環境再生」というライフワークを公の仕事とする。
演者をとりまくNPO、漁師、研究者、自治体や国の職員、子供たちなどとの協働による、地道な実践の積み重ねを紹介する。
ゲストスピーカー・プロフィール
くどう たかひろ
工藤 孝浩(神奈川県水産技術センター主任研究員)
1962年誕生以来ずっと横浜に暮らす。県立横浜翠嵐高校生物部で横浜港の魚を調べ始め、東京水産大学(現、東京海洋大学)卒論研究でも横浜市沿岸域の魚類相調査を行う。大学卒業後神奈川県に就職し、2度の県庁勤務を経て1994年から現所属。学生時代から東京湾に潜って研究を続ける一方、山下公園前の海底清掃や海・川・森の活動団体のネットワークづくり、海の環境教育を実践する。魚の視点から地元のヒトとマチを見つめる研究者。