国際サンゴ礁年特別企画
三瓶 雅延(沖ノ島サンゴを見守る会代表)
丸の内さえずり館にて開催
東京湾の入り口には、南から、サンゴを育む黒潮が入ってくる。
造礁サンゴ分布の北限域にあたる東京湾では、これまで32種類のサンゴの生息が確認され、世界的に知られている。
この東京湾で、20年間の長きに渡り、サンゴの調査を続けてきた演者が、これまで明らかにしてきた北限域のサンゴの生態とサンゴを育む東京湾を、調査の経験談を交えて紹介する。
ゲストスピーカー・プロフィール
さんぺい まさのぶ
三瓶 雅延(沖ノ島サンゴを見守る会代表)
1946年生まれ。千葉県館山市出身。1987年、地元の磯で掘り上げたサンゴの化石を専門家に見てもらったことがきっかけとなり、地元の館山の海に今もサンゴが生息していることを知る。以来、20年にわたって、館山の沖ノ島を拠点に、サンゴの調査を続けている。1989年には「沖ノ島サンゴを見守る会」を発足、沖ノ島の豊かな自然とその大切さを多くの人に伝えるため、サンゴ観察会や講演会を開催している。