金谷 弦(国立環境研究所 水土壌環境研究領域 海洋環境研究室 NIES特別研究員)
丸の内さえずり館にて開催
河口域や内湾奥部に発達する干潟は、多くの生物を育む生命の揺りかごです。
干潟に暮らす生き物たちの多くは、泥の中に穴を掘って生活しているため、我々が干潟を訪れてもなかなか目にすることは出来ません。
本講演では、干潟生態系の特性やそこに生息する多様な生物の暮らしぶりについて多くの写真を交えて解説するとともに、日本沿岸の干潟の現状や問題点についてもご紹介したいと思います。
ゲストスピーカー・プロフィール
かなや げん
金谷 弦(国立環境研究所 水土壌環境研究領域 海洋環境研究室 NIES特別研究員)
1974年北海道生まれ。東北大学理学研究科博士後期課程修了、博士(理学)。東北大学東北アジア研究センター研究員を経て2009年より国立環境研究所に勤務。学生時代から大型底生動物の生態や干潟の物質循環に関する研究を行ってきた。好きな生き物はカワゴカイやイトゴカイの仲間。現在は、東京湾、伊勢湾や東北地方太平洋岸の干潟にはまっている。