和仁 良二(横浜国立大学環境情報研究院准教授)
モンベル渋谷店5Fサロンにて開催
太古の生物、アンモナイトをご存じでしょうか?
今から約6600万年前、恐竜と時を同じくして絶滅してしまった、頭足類(現在のイカやタコ)に属する生物です。
アンモナイトがどのように生きていたのか、それを理解するための鍵は現在でも生きている近縁の生物にあります。
その近縁の生物が、“生きた化石”とも呼ばれるオウムガイです。
現生のオウムガイとアンモナイトを比較しながら、その進化や生態について紹介したいと思います。
ゲストスピーカー・プロフィール
わに りょうじ
和仁 良二(横浜国立大学環境情報研究院准教授)
1975年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了、博士(理学)。専門は化石および現生頭足類の古生態や進化に関する研究。すでに絶滅してしまった生物の痕跡を集めて、解析することで、過去の生物の生きざまを理解できることにおもしろさを感じている。化石記録をもとに、化石頭足類の古生態を復元するとともに、頭足類の進化や絶滅についても調べている。また、現生オウムガイ類の観察や実験も行っている。