沖縄及び日本海沿岸各地では、東アジア諸国から漂着する夥しい海洋ゴミが大きな社会問題となっています。
一方で日本を含む北太平洋諸国から流出したゴミは洋上に長く滞留し、その地域に棲む海洋生物を傷つけ、海洋の生態系破壊を引き起こしています。
海洋ゴミ問題は、一地域や一国で解決できる問題ではなく、重要な国際問題であり、関係国が連携して対策を講じるべき喫緊の課題なのです。
海洋ゴミは私たちの目に触れないところで、多くの野生生物に甚大な被害を与え続けています。そして、目に見える被害以上に深刻な事態は、海洋生態系の破壊を引き起こしつつあることです。ここに紹介しているような悲惨な結果は氷山の一角なのです。