川や海で不法に投棄されたゴミ、台風などの水害で川から海に流出したゴミ、海上で廃棄されたり流出したりした漁具や漁網、沈没したタンカーから漏れ出した重油、そうした海洋ゴミは沿岸諸国に深刻な被害をもたらします。
また、私たち人間の知らないところで野生生物が多くの被害を被っています。海洋でのゴミ問題はもはや地球規模で対策を打つべき喫緊の課題です。
北太平洋に棄てられたゴミは、わずか数ヶ月で表層の海流により中緯度海域に集まり、巨大な「ゴミ集積ベルト」を出現させるという。 北緯20度から40度の中緯度帯に寄せ集められ、北太平洋をほぼ横断する幅数千キロ前後の帯。 特に集中したのはハワイ北東海域とのことですが、希少野生生物の生息地である自然保護区ミッドウェイ環礁や北西ハワイ諸島もベルトの中にあります。