ごみ回収等の保全活動
投棄ごみ問題
江奈湾や毘沙門湾に面した三浦海岸から三崎までを結ぶ県道215号線は、夜間の交通量や通行する人も少ないため、ごみの違法投棄が後を絶ちません。
投棄ごみには、電化製品や自転車、タイヤ、ベッドなどあらゆるものが投棄されますが、懸念されるものは、土壌消毒剤ジクロロプロペンなど残量のある劇物指定の農薬缶や車のオイル缶、注射針などの医療廃棄物などです。
当初はビニールハウスの廃棄物や飼料袋など地元の農業由来と思われるものも少なくありませんでしたが、近年こうした投棄ごみは少なくなりました。
回収した投棄ごみの例
OWSの取り組み
ごみがごみを呼ぶ現状を変えるため、OWSは、三浦市、かながわ海岸美化財団、漁協、警察などの協力を得て、年間を通じて投棄ごみと漂着ごみの回収を実施しています。
長年滞留・放置されてきたさまざまな投棄ごみ、魚網や持ち主不明のボートなどを片づけ、県道脇の雑草とヨシ原管理によって沿道の美化を進め、投棄抑制に繋げようというものです。
県道に面した場所で行うこうした活動は、それ自体が人目をひき、こみ投棄抑制と環境保全の普及啓発に繋げることもできるため、幅広い市民参加を呼びかけ、長期的に取り組む計画です。