■茨城県ひたちなか市で造礁サンゴ探索調査実施
茨城県と漁協の許可を得て、9月14日(木)、ひたちなか市磯崎海岸において、造礁サンゴ探索調査を実施しました。
当初予定していた6月は海況不良でやむなく延期となり、今回は2度目のチャレンジとなりました。
参加メンバーは、国立環境研究所の山野博哉さん(生物多様性領域 領域長)とOWS水中調査委員有志を含む8名での実施となりました。
この海岸ではこれまでに、山野さんらにより、打ち上げられたサンゴ骨格が複数回採集されており、それらの年代測定の結果から、潜水調査によりサンゴの生息を確認すべき、とのことで今回の探索調査にいたったものです。
もし見つかれば、造礁サンゴの分布北限を大きく更新するもので、期待が高まっていました。
前日の現地の様子では、波浪と濁りにより調査困難なコンディションでしたが、そのあと夜から調査日の午前中は風がおさまるとの予報に期待し、調査時間を早めて午前中の早い時間帯のみの調査を決行しました。
スクーバチームとスノーケリングチームに分け、エリアを決めてエントリーしましたが、やはり海中はうねりと波で透明度も悪く、残念ながら予定通りの探索ができないまま、調査を終えることになりました。
今後も機会を見て、打ち上げ骨格の探索等を継続したいと思います。
参加者の皆さま、たいへんお疲れ様でした!