活動BLOG - サンゴ調査&魚類調査

対馬調査終了(2024)

対馬調査終了(2024)


11月14日~15日、長崎県・対馬でのサンゴ&魚類調査を終了しました。
今年も例年通り壱岐調査終了後、郷ノ浦港から対馬厳原港に船で移動しました。

事前情報で白化の様子を知らされていましたが、調査地の一つ、瀬ノ浦では陸上からもはっきり視認できるほど、白化群体が目立ちました。
撤収した水温計から水温の推移を調べてみると、8月の平均水温が30℃を超えており、ここ数年より2℃あまり高いことがわかりました。


回復していない白化群体が目立つ


この時期でこの白さは、、、、


藻類がついた一部斃死した群体


幸いにも、やや深場に生息するカワラサンゴは無事でした


今夏の記録的な猛暑は、対馬の水中にも大きな影響をもたらしていました。4000年を超える年月を生き延びてきた世界最北のサンゴ礁にも危機が迫りつつあります。



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