活動BLOG - サンゴ調査&魚類調査

沖ノ島・坂田調査終了(2024年度)

沖ノ島・坂田調査終了(2024年度)


当初計画では昨年10月9日~10日で予定していた沖ノ島・坂田調査は、度重なる強風・波浪により、4回の延期を繰り返すことになりましたが、1月27日~28日の5回目のチャレンジでようやく完了することができました。


館山・沖ノ島調査


沖ノ島調査は、お茶の水大学・湾岸生物教育研究所(清本正人所長)の全面的な協力により実施しています。
今年度は何度もスケジュールを調整いただき、1月27日にようやく実施に至りました。


お世話になった新しい調査船


一部斃死した群体(手前)もあるものの全体的には順調に成長しているエダミドリイシ(A.Bコドラート)


コドラート内のサンゴを計測・撮影中


視線を感じたら、、アナゴ君でした


各コドラートおよび調査区周辺ではエンタクミドリイシ類の新規加入や着生が多く見られました。魚類調査は、いつも魚種の多さが際立っている沖ノ島ですが、今回は水温が15℃。さすがに魚が少なく寂しい感じでした。

今年度も湾岸生物教育研究所の皆さんに大変お世話になり、お陰様で調査を無事完了できました。
ありがとうございました!


館山・坂田調査


今回の坂田調査は、当初予定していた28日の午後から強風が予想され、急遽、27日の沖ノ島調査終了後、坂田に移動して調査の半分を済ませ、翌28日の早朝に残る半分を実施するという異例の対応となりました。

坂田の各調査区のサンゴ群集は、いずれも順調に成長していました。数年前ほぼ消失したニホンアワサンゴ類が小群体ながら多数着生していました。


長径1mを超えたエンタクミドリイシ


多くの着生が観察されたアワサンゴの仲間


調査中、ミナミハンドウイルカの親子が出現してびっくり!


しっかり観察されました!


今回、2日間に渡るイレギュラーなスケジュールに快く対応いただいたシークロップさんに感謝です。
ありがとうございました!


そして、スタッフの皆さん、協力者の皆さま、今年も無事すべての調査を完了することができました。
ありがとうございました。今年度もたいへんお疲れ様でした。


 


イルカの親子との遭遇は動画でも撮影できました。
OWSのインスタに投稿しましたのでご覧ください。よろしければフォローしてください!



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