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■北川探索調査 終了(2025)
2025年3月24日、東伊豆の北川でのサンゴ探索調査を終了しました。この調査は、東京大学・筑波大学の山野博哉教授の研究室との連携調査で、北川の海底に湧出する温泉とサンゴ群集や魚類の関係を調べようというものです。
温泉湧出ポイントの近くにはエンタクミドリイシが大きく成長していました。今回の調査では、CTD調査で水深ごとの水温や塩分、クロロフィル、溶存酸素濃度を調べるほか、水温計も設置して季節の温度変化も記録します。併せて温泉湧水のないエリアのサンゴの様子も調べました。
魚類調査は温泉湧出のあるポイントとないポイントに分けて、それぞれでライン定性調査を実施しました。また、調査に参加した筑波大学の柳千宙さんによる環境DNA調査も合わせて実施しました。
天候、海況には恵まれましたが、水温は15.5度と意外と冷たく、季節柄魚種はそれほど多くはありませんでしたが、充実した調査を実施することができました。
参加者の皆さま、たいへんお疲れ様でした。