■ニホンアワサンゴを探索「葉山探索調査」終了
北限域の造礁サンゴ分布調査の一環として実施している葉山での探索調査が11月20日(土)に無事終了しました。
今回は6名の調査員で実施いたしました。
お天気にも恵まれ、午前中は葉山港からボートをチャーターして名島周辺海域の探索を行いました。
このポイントはかつて、昭和天皇が調査を実施され、ニホンアワサンゴの生息を確認されていたポイントです。
参加者全員期待を胸に潜水を開始しました。
波も無く、透明度もよい、ベストコンディションでの調査となりましたが、目的のニホンアワサンゴは探せど探せど見つかりません。
確認できた造礁サンゴは20cm×20cmサイズのアミメサンゴのみでした。
ニホンアワサンゴは見つかりませんでしたが、この海域にアミメサンゴがいたという事実は、非常に重要です。
午後からは芝崎海岸でのビーチダイビング調査を実施しました。
この海域の浅い水深にはキクメイシモドキがに生息しているとの情報がありましたので、それを確認しに行きました。
キクメイシモドキは水深1.5m程度のところに、数群体生息しているのが確認できました。非常に泥っぽいところで、サンゴの上にうっすらと泥が被った状態で生息していました。
その後、芝崎海岸の周辺を他の造礁サンゴがいないか確認しましたが、サンゴモやカジメがたくさん生息していて、造礁サンゴは確認できませんでした。
調査にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。