国立科学博物館・OWS共済
■第4回 「海のセミナー2007」深海の神秘を探る。~マッコウクジラが見る深海世界~ 終了
2007年2月17日(土)開催 @国立科学博物館新宿分館
2007年2月17日(土)、国立科学博物館との共催で、深海をテーマに、海のセミナーを開催しました。
開催日の一週間前から受付を終了せざるを得ないほど、たくさんの方にご参加いただき、満席での開催になりました。
今年は、深海研究に携る三人の研究者、独立行政法人海洋研究開発機構のDhugal Lindsay氏、帝京科学大学の天野雅男氏、国立科学博物館の窪寺恒己氏に、深海生物とその繋がりについて、最新の研究成果を交えてご紹介いただきました。
1.ドゥーグル・リンズィー氏の講演
「深海生物の研究にはカメラは欠かせない!─深海生物の素顔─」
壊れやすい深海生物と、それを捉えるために開発された最新の撮影技術について、美しい映像と俳句を織り交ぜながら、楽しくご紹介いただきました。深海でマネキンや冷蔵庫などが見つかったというお話に、会場から驚きの声が上がりました。
2.天野 雅男氏の講演「マッコウクジラは深海で何をしているのか」
マッコウクジラに取り付けた小さなデータロガー、そのデータ解析により明らかになってきたマッコウクジラの深海での行動や水面近くでの睡眠行動などについて詳しくお話いただきました。
3.窪寺 恒己氏の講演「マッコウクジラが捕食する大型イカ類」
マッコウクジラが捕食する深海の大型イカ類と、窪寺氏が世界で初めて生きた姿の撮影に成功されたダイオウイカについてご紹介いただきました。ユーモアあふれるお話に惹きつけられ、ダイオウイカの捕獲に成功した映像が披露された時には会場が沸きあがりました。
司会 3年連続で司会を務めてくださった、アナウンサーの小谷あゆみさん。
和やかな雰囲気とスムーズな進行で、会場を盛り上げてくださいました。
閉会 長谷川博OWS会長の挨拶で海のセミナーの幕を閉じました。
懇親会 セミナー終了後の懇親会には約50名が参加し、アットホームな雰囲気で、親睦を深めることができました。
ボランティアスタッフ
メンバーを含め30名を越えるボランティアの方々にご協力いただきました。
講演者の皆さまをはじめ、開催場所ともなった国立科学博物館のスタッフの皆さま、ボランティアとして参加してくださった皆さま、ご協力ありがとうございました。