■第66回海のトークセッション終了
第66回海のトークセッション「日本の水産業は復活できる!」が11月21日(水)に自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館で開催されました。
セミナー委員の木村さんにレポートしてもらいました。
セミナー委員・木村さんのレポート
今回の講師は、水産加工会社で買付担当されている片野歩さん。
「日本の水産業は復活できる!」と題して、日本の漁業衰退の現状や問題、海外での需要の高まりによる水産物の価格高騰、北欧などの国々ではスタンダードとなっている最新の技術・機械を駆使して行われている資源管理・漁業など、消費者の立場ではなかなか知る機会のない貴重なことをたくさんお話いただきました。
日本の産業としての漁業復活には、行政を中心とした組織的な大きな働きかけが必要不可欠ですが、ご紹介いただいた海外の事例には、スーパーやレストランで消費者が、きちんと資源管理され生産された商品・魚を選ぶことによって企業や水産業界への取組みを促したものもありました。
トークセッションでも、漁業の仕組み・制度について尽きる事のなく質問が出ていましたが、まずはいち消費者として、身近な事だからこそ何気なく選び、買ったり食べたりするのではなく、その裏側を”知る”ということが、おいしく魚を食べ続けていくためにもとても大事だと感じました。